家庭裁判所からの手紙を受け取っても、私はすぐに離婚を受け入れたわけではなかった。
むしろ、その逆だった。
「ちゃんと話し合えば元に戻れるんじゃないか」
そんなことばかり考えていた。
それでも離婚になるとは思っていなかった。
だから家庭裁判所からの手紙は衝撃だった。
もちろんショックは大きかった。
だが、それ以上に現実感がなかった。
どこかでまだ修復できると思っていた。
連絡を取ろうとしたけど取れなかった。
話し合いの機会を作ろうとしたけどしてくれなかった。
自分にできることは可能な限りやったと思う。
今思えば、離婚を回避したいという気持ちだけではなかった。
突然終わりを突きつけられたことを受け入れられなかったのだと思う。
結婚した時は、まさかこんな未来になるとは想像もしていなかった。
家族として過ごし、年を重ねていく。
そんな当たり前の未来を信じていた。
だからこそ、簡単には諦められなかった。
しかし、現実は私が想定外に進んでいた
それに気付くまで、まだ少し時間が必要だった。
コメント