離婚が決まってから、まず考えたのはこれからの生活だった。
それまで住んでいたのは賃貸住宅。
一人で生活していくことを考えると、今までと同じ家賃を払い続けるのは難しかった。
このままでは生活が立ち行かなくなるかもしれない。
そんな不安が頭から離れなかった。
まずは住む場所を見直そう。
そう決めて、家を探し始めた。
最初は中古住宅を考えていた。
少しでも毎月の支払いを抑えたかったからだ。
そんな中、条件の良い新築住宅と出会った。
毎月の支払いを計算してみると、それまで払っていた家賃より負担を抑えられることが分かった。
「これなら生活していけるかもしれない。」
そう思い、その家を購入した。
今振り返っても、本当に運が良かったと思う。
新しい生活が始まって、一番大きかったのは安心感だった。
毎月の支払いを気にしすぎることなく暮らせるようになり、家計が赤字になる心配もなくなった。
もちろん、離婚したという現実が変わったわけではない。
寂しさや不安が消えたわけでもない。
それでも、「何とかやっていけそうだ」と思えたことは、自分にとって大きな一歩だった。
あのときは、目の前の生活を立て直すことしか考えていなかった。
でも、その決断のおかげで少し気持ちに余裕が生まれた。
当時は気づかなかったけれど、その余裕があったからこそ、新しい出会いや新しいことに挑戦する気持ちが少しずつ生まれていったのだと、今は思っている。
コメント