その後も連絡のやりとりはしていた。
相手も仕事が忙しかったので、頻繁にやり取りしていたわけではない。それでも、また会いたいと思っていたし、付き合うことも少しずつ意識するようになっていた。
ただ、自分からどんどん先に進めようとは思っていなかった。
離婚した自分は、相手を選べるような身分じゃないとも思っていた。
だから、自分がどうしたいかよりも、相手がどう思っているのかを一番に考えようと思っていた。
そんな中で、また会うことになった。
自分の空いている日を伝えると、その日に会うことになった。
そして、相手から「家まで行く」と言われた。
えっ?
無防備すぎない?
家に来るなんて。
また、展開が早いなと思ってしまった。
でも、ここまで来るなら、かなり自分に気があるのだろうとも感じていた。
自分も、この3週間の間にこの人と付き合ってみたいと思うようになっていた。
だから、会ったらこちらから付き合ってほしいと伝えようかなと思った。
当日は駅まで迎えに行った。
自分の方が緊張していたと思う。
家に着いてからは、ソファに座っていろいろな話をした。
お互いのことを知るような話もしたし、「どうして自分なの?」という話もした。
純粋に理由を知りたかった。
自分でも、なんで自分なんだろうと思っていたし、少し自信がなくて確認してみたい気持ちもあった。
相手からは、「話しやすそう」とか、「一緒に食事して楽しかった」というようなことを言われた気がする。全部を覚えているわけではないけれど、そう言ってもらえたのは嬉しかった。
自然体でいられることを、いいと思ってくれているような気がした。
そして、自分から付き合ってほしいと伝えた。
具体的に何と言ったのかは、もうあまり覚えていない。
そのあと、本当に自分でいいのかと相手に聞いた。
相手からは、自分がいいというような返事だったと思う。
その言葉を聞いて、嬉しかった。
年齢差のことも気になっていたので、「早くない?」というようなことも聞いたと思う。
相手は、そんなことは気にしないというような感じだった気がする。
その日から、正式に付き合うことになった。
嬉しかった。
でも、やっぱり早いなとも思った。
そのまま話をして、その日は泊まっていった。
いろいろなことが、思っていたより早く進んでいった。
それでも、この関係は続いてほしいと思っていた。
ただ、この先どうなるかは分からない。
年齢差もあるし、付き合っていく中で、やっぱり無理と言われてもいいような心の準備はどこかにあった。
先のことを考えても仕方がない。なるようになっていくしかないと思った。
相手を大事にすることだけは、ちゃんとしよう。
嬉しかった。
でも、やっぱり早い。
そんな気持ちのまま、二人の付き合いが始まった。


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